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主な担当科目 :ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ 現代の精神保健の課題と支援Ⅱ
研究キーワード:精神保健福祉 アディクション(依存?嗜癖)
趣 味 :花鳥風月を感じること 温泉
大学4年生の時に「依存症には関わりたくない」と思いながら就職活動をしていましたが、1番最初の就職先がアルコール依存症専門病院で、次に就職した病院では依存症専門スタッフとなりました。ちなみに、修士論文も博士論文もアルコール依存症がテーマとなっています。自身の意思を超えた力や流れのことを専門用語で「ハイヤーパワー」と言います。このハイヤーパワーに導かれて、大学でもアルコールや薬物などのアディクション(依存?嗜癖)に対する支援や治療の研究を行っています。今では三度の飯よりもアディクションが好きで、いい意味でハマっています!
姫路市で少年補導委員や教育委員会などの学校関係者、行政職員を対象に「現代の児童?生徒が抱えるメンタルヘルスの諸課題~大人が変われば、こどもも変わる~」をテーマに講演を行いました。不登校やゲーム障害、市販薬依存、こどもの生活様式の変化などについて最新のデータおよび臨床知見を基に、地域で大人とこどもが共に解決策を模索できる在り方について問題提起を行いました。このような講演会活動や地域活動を通じて、メンタルヘルスの普及啓発に取り組んでいます。
羅川真里茂先生の「赤ちゃんと僕」「しゃにむにGO」「ましろのおと」がオススメです!全てコミックですが、アルコール依存やAC(機能不全過程で育ったこども達)、生きることの本質などが随所に描かれており、老若男女問わず何度でも読みたくなる本です。
映画では、藤野知明監督の「どうすればよかったか?」がオススメです!統合失調症の姉とその家族の20年間にわたる対話の記録のドキュメンタリーです。舞台挨拶も拝見しましたが、答えや解決を考えるよりも、他者と共に考え、悩むことの意味を考えさせられる作品です。